コーアクシャル・エスケープメントとは?

1999年からオメガは機械式腕時計製造の方法全体を新たなものにするイノベーション「コーアクシャル・エスケープメント」を発表しました。 伝説の時計師ジョージ・ダニエルズ博士と共同で開発した「コーアクシャル・エスケープメント」のデザインは、フリー・スプラングテンプと共に、2枚のコーアクシャル(同軸)ガンギ車、3つのツメ石付のアンクル、振り座上の振りヅメがベースになっています。

コーアクシャル・エスケープメントのメリット

レバー脱進機では、アンクルの傾いた面に沿って歯車の歯がスライドします。このスライドによって大きな摩擦が発生し、脱進機を正確に機能させるためには、適切な注油が必要になります。しかし、油は環境によって変化するだけでなく、非常に劣化しやすいため、長期間では精度の安定性が損なわれます。 一方、コーアクシャル・エスケープメントでは、部品の半径方向の動きによる接線方向の力を利用してエネルギーが伝達されます。スライドの動きが非常に短いため、接触面が大幅に減り、脱進機の摩擦が減ります。その結果、脱進機の機構は、歯と噛み合う歯車の機構と似たようなものとなります。つまり、注油に影響されないため、長期間にわたり安定した精度が得られます。 ※摩耗を防ぐには、ガンギ車の歯の先に保護膜がほんの少しあるだけで十分です。

機械式ムーブメントの保証期間を4年に

シリコン製ヒゲゼンマイを採用したオメガのコーアクシャル・キャリバー: 機械式ムーブメントの保証期間を4年に! 2007年、オメガはすべてを一から開発した自社製コーアクシャル・キャリバー8500シリーズを発表し、世界の注目を集めました。画期的なコーアクシャル・エスケープメントを中心に作られたムーブメントは、世界で最も優れた連続生産の機械式ムーブメントとして、またたく間に名声を博しました。 最近になって、オメガはSi 14シリコン製ヒゲゼンマイを開発し、元々安定性に優れ、長時間に渡って正確に時を刻むことのできる腕時計に組み込むことになりました。 オメガがこの組み合わせに自信を持っていることは、シリコン製ヒゲゼンマイを採用したコーアクシャル・ムーブメントを4年保証付きで販売すると発表したことで、浮き彫りにされました。